1月 19 2010
遠投カゴサビキ。その4
実釣にむけて、コマセの作り方を覚えておきましょう。
釣具店でアミコマセのブロックを購入します。1ブロックで2〜3時間の釣りができますので、丸1日やるなら3ブロック程度が必要です。価格は店にもよりますが、大体1ブロック\200〜\300。釣り場の出張販売所では高め(\400位)なので、多めに仕入れておくのが良いです。カゴ釣りの場合、コマセの切れ目がお魚さんの切れ目。コマセをけちってはいけません。
アミコマセブロックは、そのまま融かして使っても良いのですが、融かしたときに汁がたくさん出ます。汁が多いと、カゴに詰めるときにベタついたり、投げるときに飛び散ったりして廻りの迷惑になります。この汁はアミコマセのエキスが入っているので良い集魚効果があると思われ。そのまま捨ててしまうには勿体ないので、アジパワーやサビキの遊くん(どちらも\300位)と云った集魚材を混ぜると良いでしょう。エキス汁を吸って、集魚材の効果が更にアップすること間違いなし(ほんとか??)。
なお、融かす時の注意点ですが、アミコマセを潰さないように気長に待ちましょう。潰れてしまうと釣果も落ちるようです。
他、アミコマセブロックの用に融かさないですぐに使えるものもあります。サビキ君1kgはケーキのデコレーションを行う時の様に、中に入ったコマセを絞り出してカゴに入れ込めます。手が汚れずに使えるので女性でも安心。
堤防アミサビキはプラの箱に入っており、常温で融けているので、そのままスプーンで入れ込むだけで使用できます。しかし、どちらも量の割にはちと高めな感じがしますので、多くのコマセを使用するときはやはりブロックが良いでしょうね。まあ、ブロックが融けるのを待つ間に使用するにはいいかもしれません。
釣具屋に寄るならついでに仕入れておきたいものがあります。夜釣の時なんですが、サビキだけではやはり釣果が良くない時があります。フラッシュ蓄光器があれば、サビキの畜光玉を光らせる事ができるのですが、無い場合、アミエビや青イソメ等を用意して、サビキに付けるといいかもしれません。
1月 21 2010
遠投カゴサビキ。その5
釣り方
・まずは場所取り。
堤防や釣り公園の場合、1りで占有できるのは3m幅まで位でしょう。数名で釣ることができるならその分広げられます。なるべく広い方(広いっても限度があるけど)が釣果を上げるには良いのですが、釣り場の混み具合もありますので、迷惑にならない程度に留めましょう。左右の人と一緒に釣るのも手です。数名で釣る場合は、10m幅で3〜4名が適当でしょうか。
・潮の流れを把握しよう。
場所が決まったら、取り合えず、コマセを詰めずにウキを流してみます。右流れなのか左流れなのかがわかれば、投入ポイント・回収ポイントを固定します。釣ってる最中、流れが変わることもありますので、その場合は速やかにポイントを逆にしましょう。
・タナを決めよう。
廻りに釣れている人が居るならば聞いたほうが早いですが、廻りも釣れてないなら自分でタナを探らなければいけません。タナを決めるのに重要なのは水深です。釣り公園ならば、5m〜10m位が相場ですので、まずは竿1本(5m位)で探ってみます。そこから1m単位で深くしていくと、ウキがぴょこぴょこと立ったり寝たりする処がでてくるはずです。こうなると、先オモリが底に着いている状態ですので、ウキからオモリまでが水深となります。
次にターゲットのお魚さんを決めます。もちろん釣り場の情報から今、釣れている魚でないといけません。ソーダカツオや鯖は上層から中層、鯵やイナダは中層から下層が遊泳層ですので、そのタナに合わせることになります。参考までに、西公園ではソーダカツオ3m、鯖3m〜5m、鰺・イナダ5m〜6m程度。うみかぜ公園でイナダを掛けた時は9mでした。このタナ(厳密にはウキからの距離)ですが、ウキフカセと違いカゴ釣りでは通常、ウキ止め糸からカゴまでの距離を云います。
同行者がいるなら釣れないときは違うタナで探っていきましょう。釣れた方に合わせれば良いのです。
なお、ナブラが立っているときは、タナは上層ですので1m〜3m程の浅ダナで勝負。ナブラの映像はこちらですよ。
・頑張って釣ろう。
後はコマセを詰めて投げるだけです。お魚さんが寄っていれば、投入直後でもアタリがでます。無くても、回遊魚の場合、暫くするとお魚さんが寄ってくるはずですので、頑張って投げまくりましょう。数名で効率よくコマセを投入するのが好釣果に繋がります。その際も、投入ポイント・回収ポイントは同じにしておく事が重要です。
・注意事項
サビキ部分が長い(2m位)なので、投げる時は十分廻りに注意してください。サビキを人に引っ掛けたらとんでもないことになります。
コマセの汁も飛ばさないように。集魚剤を混ぜていない場合は特に注意しましょう。
・他の釣り方
遠投竿を使用しているなら弓角も行けます。かっこよく云うとサーフトローリング。投げ用のジェット天秤にリーダーを付けて、その先に弓角を付けます。群れが大きい時や、距離が遠い時はこちらが有利です。
また、手軽に鰺を釣るなら投げサビキでも桶です。群れの場所がわかっているなら手返し良く釣れます。投げサビキとはカゴ・ウキを付けずにサビキ仕掛+オモリだけの仕掛です。
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