遠投カゴサビキ。その5

釣り方
・まずは場所取り。
堤防や釣り公園の場合、1りで占有できるのは3m幅まで位でしょう。数名で釣ることができるならその分広げられます。なるべく広い方(広いっても限度があるけど)が釣果を上げるには良いのですが、釣り場の混み具合もありますので、迷惑にならない程度に留めましょう。左右の人と一緒に釣るのも手です。数名で釣る場合は、10m幅で3〜4名が適当でしょうか。
・潮の流れを把握しよう。
場所が決まったら、取り合えず、コマセを詰めずにウキを流してみます。右流れなのか左流れなのかがわかれば、投入ポイント・回収ポイントを固定します。釣ってる最中、流れが変わることもありますので、その場合は速やかにポイントを逆にしましょう。
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・タナを決めよう。
廻りに釣れている人が居るならば聞いたほうが早いですが、廻りも釣れてないなら自分でタナを探らなければいけません。タナを決めるのに重要なのは水深です。釣り公園ならば、5m〜10m位が相場ですので、まずは竿1本(5m位)で探ってみます。そこから1m単位で深くしていくと、ウキがぴょこぴょこと立ったり寝たりする処がでてくるはずです。こうなると、先オモリが底に着いている状態ですので、ウキからオモリまでが水深となります。
次にターゲットのお魚さんを決めます。もちろん釣り場の情報から今、釣れている魚でないといけません。ソーダカツオや鯖は上層から中層、鯵やイナダは中層から下層が遊泳層ですので、そのタナに合わせることになります。参考までに、西公園ではソーダカツオ3m、鯖3m〜5m、鰺・イナダ5m〜6m程度。うみかぜ公園でイナダを掛けた時は9mでした。このタナ(厳密にはウキからの距離)ですが、ウキフカセと違いカゴ釣りでは通常、ウキ止め糸からカゴまでの距離を云います。
同行者がいるなら釣れないときは違うタナで探っていきましょう。釣れた方に合わせれば良いのです。
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なお、ナブラが立っているときは、タナは上層ですので1m〜3m程の浅ダナで勝負。ナブラの映像はこちらですよ。
・頑張って釣ろう。
後はコマセを詰めて投げるだけです。お魚さんが寄っていれば、投入直後でもアタリがでます。無くても、回遊魚の場合、暫くするとお魚さんが寄ってくるはずですので、頑張って投げまくりましょう。数名で効率よくコマセを投入するのが好釣果に繋がります。その際も、投入ポイント・回収ポイントは同じにしておく事が重要です。
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・注意事項
サビキ部分が長い(2m位)なので、投げる時は十分廻りに注意してください。サビキを人に引っ掛けたらとんでもないことになります。
コマセの汁も飛ばさないように。集魚剤を混ぜていない場合は特に注意しましょう。
・他の釣り方
遠投竿を使用しているなら弓角も行けます。かっこよく云うとサーフトローリング。投げ用のジェット天秤にリーダーを付けて、その先に弓角を付けます。群れが大きい時や、距離が遠い時はこちらが有利です。
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また、手軽に鰺を釣るなら投げサビキでも桶です。群れの場所がわかっているなら手返し良く釣れます。投げサビキとはカゴ・ウキを付けずにサビキ仕掛+オモリだけの仕掛です。