SIP Client(VoIP phone)

今更なのかも知れないけど、巷ではソフトフォンが流行ってるみたい。スマートフォンで家にVPN接続してタダ内線とか、PCへソフトフォンをインストールしてタダ電話とか。
ひかり電話なら簡単に色々な機器を接続できるみたい。って事でやってみた。NTTの接続マニュアルでは、レンタルルータ(PR-S300NE)に専用の無線LANカードがなければ接続できない様な雰囲気で書いてあるけど、そんな事はない。
接続図は↓。PR-S300NE(ブリッジモード)にRTX1100を接続しPPPoEやらIPSecを行っている。無線LANはWN-GDN/R3(こちらもブリッジモード)で11n/g。青い線がRTX1100のLAN2から出ているinternet側で赤い線がLAN側。PR-S300NEの裏側のHUBは同じ処に接続して大丈夫なのかと思ったけど、何とか動くらしい(が、これが原因で一部不具合もでているのだが)。
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まずはPR-S300NEの設定を行い、接続するIP端末を登録する。電話設定→内線設定で
編集を行いMACアドレス・ユーザID・パスワード・着信する外線番号を設定。端末属性は音声専用端末にするのが吉らしい。
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・docomo N-04Bの場合。
docomoのN系はかなり前からひかり電話の無線LAN対応携帯になっているらしい。正式対応機器に記載は無いが、N-04Bも設定項目はあるので対応しているはず。
ここを参考にN-04Bを設定。やはり接続できた。上部のアイコンでSIPと云う表示がでれば桶。これで家にいるときはひかり電話で発信し、外では携帯自体の電話番号で発信ができる。ひかり電話の方が通信料金が安い?らしいよ。もちろんSIP接続時でも携帯番号の受信はできる。
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実はここで問題発生。Wi-Fi接続時、DHCPでIPアドレスの取得ができなかったのだ。今までは大丈夫だったのになぜって事で色々やってみるが、やはりRTX1100からPR-S300NEへ繋いでいる赤い線が問題みたい。PR-S300NEのDHCPは切ってあるのだが悪さをするみたいで線を外すとすんなりWi-Fi接続できる。しかもこれは無線LANだけの問題で有線LAN側のDHCPは大丈夫。なんで?まあ、取り敢えずN-04BにはIPアドレスの設定があるので、DHCPを使わない方法で回避した。無線LAN側がダメなんだからWN-GDN/R3の問題なのかなあ。。
・PCの場合。
X-Liteと云うのがメジャーらしいが、Android版もある3CX Phoneを使用。同じソフトなら設定も似たようなものだろうと云う理由。インスコして設定すりゃ使える。こちらは簡単。
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・Xperiaの場合。
一番の問題だったXperia(SO-01B)。まずはWi-Fiに繋がらない。XperiaのWi-Fiには固定IPアドレスの設定がないのでどうしてもDHCPが必要なのだ。PR-S300NEへの赤い線を切るとDHCPが効くのだけど、赤い線が無いとVoIPとして使えない。で、考えた。RTX1100のDHCP払い出しにMACアドレスを登録してやると動作。なんか腑に落ちないが取り敢えず回避できたので良しとする。
次にソフトフォンが繋がらない。PC版にはあったExtensionの項目がないので認証できない。取り敢えずは繋げたいのでPR-S300NE側のダイジェスト認証を切ったら接続はできた。で、テスト受信してみると固まった。Xperia自体がhalt。Android 2.1では動作しないらしい。。
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使い物にならんので他を探すがどれもこれもいい評判はない。XperiaでのVoIPは今のところ待ちらしい。
・内線発信
PR-S300NEに接続したアナログ電話は、3#でIP電話に発信できる。N-04Bの場合、番号だけではダメだけど、着信した番号を電話帳に登録したら大丈夫。よくわからない。
・VPN
PR-S300NEにはdefault routeを指定する処がないので、VPN網内で内線通話はできないと思ったら、静的ルーティング設定で宛先IPアドレスをRTX1100に向ければ大丈夫っぽい。 → pingは通ったけど内線通話の実験はしていない。