メジナ釣り。その10

ウキの自重について。
ウキ自体の重さについて、ちょっと説明しておきます。向かい風が強いとある程度、仕掛けが重くないと飛びません。重りをつけるにしてもウキの浮力にあわせないといけませんから限界があります。ウキの浮力がBの時、付加できる重りは0.55g(鉛の比重は無視)しかありませんから、どうしてもウキの自重に頼る事になります。
SHIMANO CORE R BASISを例に説明してみます。
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このウキにはS・M・Lのサイズがあり、サイズ・浮力別に自重が記載されています。

 浮力  L M S
00 —– 9.4g 8.1g
0 11.8g 9.2g 7.9g
G3 11.5g 8.9g 7.6g
B 11.2g 8.6g 7.3g
2B 11.0g 8.4g 7.1g
3B 10.8g 8.2g 6.9g
5B 9.9g 7.3g —–
1号 8.1g —– —–


これを観るとわかるように、同じ浮力でもサイズが大きいと重く、また、同じサイズでは浮力が小さい方が重くなっています。サイズが大きいと重い理由は簡単ですね。浮力が小さい方が重いと云うのは、同じサイズで複数の浮力を造るため、浮力が小さい方に重りが仕込んであるためです。
ウキのサイズが大きいと視認性も増し、遠投もできる様になりますが、お魚さんの引き込み時に抵抗になりますので、喰いが渋いときは釣れ難くなりますので注意してください。
手持ちのウキが気に入ってて、これに自重を増したいときは、重りの代わりに水中ウキを使うこともできます。釣研の潮受水中だと2g、深層水中ですと5gの追加ができます。水中ウキの利点・欠点は後日、説明したいと思います。
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